フルーツ・ブランデーとしての位置付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/12 13:24 UTC 版)
「アップル・ブランデー」の記事における「フルーツ・ブランデーとしての位置付け」の解説
ブドウ以外の果物を原料としたブランデーと名のつく酒を、フルーツ・ブランデーとひとくくりにし、アップル・ブランデーもフルーツ・ブランデーの一種と分類されることもある(なお、ブドウ原料の蒸留酒である通常のブランデーは、フルーツ・ブランデーには分類されず、単にブランデー、または、グレープ・ブランデーと呼ばれ、果物を原料としているのにも関わらず、フルーツ・ブランデーとは区別される。)。フルーツ・ブランデーが作られることのある果物の種類としては、リンゴ、サクランボがよく知られている他に、スモモ、セイヨウナシ、キイチゴ、ミカン、メロンなどが挙げられる。 ただし、サクランボを原料として使っていてもチェリー・ブランデーは蒸留酒ではなくリキュールだし、この他、アプリコット・ブランデーやピーチ・ブランデーなどは、ブランデーと付くものの、蒸留酒ではなくリキュールに分類される。 フルーツ・ブランデーは、ブドウ以外の果物を醗酵させて醸造酒を作り、それを蒸留して作った蒸留酒なのである。リキュールのように、ここに何かを漬け込んだり、砂糖を加えたりはしない。この点が、名前に「ブランデー」と付いているだけのリキュールなのか、それともフルーツ・ブランデーなのかの違いである。アップル・ブランデーの場合は、名前に「ブランデー」と付いているだけのリキュールのようなことはせず、リンゴを醗酵させて作った醸造酒であるリンゴ酒(シードル)を蒸留して作った蒸留酒であり、かつブドウを原料としていないので、フルーツ・ブランデーに分類されるのである。
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