ドミノ牌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 01:46 UTC 版)
ドミノ牌は2つの正方形をつなげた形をしており、各正方形の片側の面には模様(目)がサイコロのように描かれている。もう一方の面には何も描かれていない。2つの正方形の境界部分には通常は直線が描かれている。 市販されているドミノ牌はプラスチック製のものが多い。かつては木製・骨製・象牙製のものもあった。色はすべて同じ(白地に黒)のものが伝統的だが、現在は目の値によって色を変えている製品も多い。 サイズは製品によって異なるが、長さ5cm・幅2.5cm・厚さ1cm弱程度が多い。 目が0~6のドミノ牌が入ったひとそろいをダブル・シックスといい、28枚1組である。0~6で可能な目の組合せ((0,0),(3,6)など)が全て一枚ずつ入っている。ただし(3,6)と(6,3)のように順番を逆にしただけのものは同じ牌と見なされる為、例えば3と6が両方書かれた牌は一つしか入っていない。 最大の目が9のものをダブル・ナインといい、同様に可能な目の組合せが全て一枚ずつ入っている。55枚で1組。 ほかに、最大の目が12・15・18(それぞれ1組91枚・136枚・190枚)などのものも市販されている。最大の目の大きいドミノでは、サイコロ風に目を描いたのでは識別が難しくなるので、かわりに数字が書いてあるものもある。一般に最大の目が n {\displaystyle n} のとき、その枚数は重複組み合わせ n + 1 H 2 = n + 2 C 2 = ( n + 2 ) ( n + 1 ) 2 {\displaystyle {}_{n+1}{\rm {H}}_{2}={}_{n+2}{\rm {C}}_{2}={\frac {(n+2)(n+1)}{2}}} によって求められる。 ドミノ牌の二つのサイの目が異なるものをシングル、同じものをダブルという(フランス語の「simplet/doublet」に従って「サンプレ・ドブレ」と呼ぶこともある)。
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