ダイヤモンド・ゲームとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ダイヤモンド・ゲームの意味・解説 

ダイヤモンド‐ゲーム

《(和)diamondgame卓上遊戯の一。六角星形盤上で、15個の持ち駒相手側の陣へ早く移動させた者が勝ちとなる。


ダイヤモンドゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 06:49 UTC 版)

ダイヤモンドゲームのボード

ダイヤモンドゲームとは、ダイヤモンドの光沢を模した頂点が6つある星型の盤面上を用いて遊ぶボードゲームのこと。なお、「diamond game」はいわゆる和製英語であり、日本以外(英語圏)では 「Chinese checkers」などという。

日本において一般的に行われているバージョンにおいては、盤面上の6つの頂点部は赤・緑(青)・黄の3色で色分けされ、相対する頂点部は同一の色になっている。その片方の頂点部に盤と同じ色に塗り分けられた王駒1個と子駒14個を配置して相対する側の同一の色の頂点部に、全ての駒を最も早く移動させた者が勝者となる。

ルール

  • 駒を動かす順番は緑(青)→赤→黄の順である。説明書によっては、色による順番は決まっていなく、3人の場合は時計回りに進めるよう、書かれていることもある。
  • 子駒は相手、味方関係なく線に沿っていれば、子駒1つ分だけ跳び越えられる。また、跳び越えた後に子駒が1つ分空いていれば、連続して跳び越えられる(右の図の赤の駒の矢印)。この連続して跳び越える操作がこのゲームの醍醐味である。
  • 子駒は王駒を跳び越えられない。
  • 王駒は、駒が一直線に並んでいれば、線に沿っていくつでも跳び越えられる。また、同様の操作を繰り返せる。
  • 跳び越えられる駒がない場合、また戦略上の理由で、駒を1マス分だけ動かせる(右の図の緑の駒の矢印)。ただし、この動作は普通に跳び越えた後にはできない。
  • 相手の陣地に入ってはいけない。ただし、陣地入り口と白マスの辺が重複する部分に至ってはその限りではない。
  • 一度跳び越えたルートを引き返してはいけない。
  • 王駒が相手の王の駒を飛び越すことは不可。
  • また、商品によっては、駒の数が、6個や10個のときもある。また、王駒がなく、すべて小駒の能力になっているのもある。

歴史

ダイヤモンドゲームはハルマを基に創作されたゲームで、1892年ドイツStern-Halmaドイツ語で「星形ハルマ」)として売り出されたのが最初である。アメリカでは後にエキゾチックな効果を狙って「チャイニーズ・チェッカー」として売り出されたが、中国と歴史的な関係はなく、チェッカーでもない。また最近は「六角チェッカー」という名前で、最大6人まで遊べるようになったダイヤモンドゲームも存在する。

脚注

関連項目

  • ハナヤマ - 1933年の創業当初(当時は「花山ゲーム研究所」)からダイヤモンドゲームなどの室内遊戯玩具を販売。

「ダイヤモンドゲーム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイヤモンド・ゲーム」の関連用語

ダイヤモンド・ゲームのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイヤモンド・ゲームのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイヤモンドゲーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS