スライド・ガラスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > ガラス > スライド・ガラスの意味・解説 

スライド‐ガラス


スライドガラス


スライドガラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 15:16 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
スライドガラスとカバーガラス
光学顕微鏡にセットされたスライドガラス

スライドガラス: Microscope slide)は、主に光学顕微鏡を用いた観察の際、微小な試料を載せるために用いるガラス板のことである。スライドグラスとも呼ばれる。

通常、短辺2.5cm程度、長辺7.5cm程度、厚さ1.2mm程度である。

これに試料を乗せ、カバーガラスで挟むなど観察に便利な状態に調製したものをプレパラートと呼ぶ。

規格と用語

切放
元の板ガラスから切放しただけで、端面の処理をしていないもの。角が鋭く取り扱いに注意が必要だが、安価である。
縁磨
切放と対になる概念で、端面を面取り・研磨したもの。角が取れて取り扱いが安全になっているが、その分だけ高価である。
水(または「水ガラス」)
通常のソーダ石灰ガラスなどを使用したもの。含まれている分により、薄緑色に着色している。安価である。
白(または「白ガラス」)
ホウケイ酸ガラスなどの無色透明なガラスを使用したもの。やや高価である。
フロスト
長辺一方の端部1cm程度をすりガラスとし、鉛筆などでの書き込みを可能としたもの。
ホール
試料が液体の場合、滴下した試料の保持の便利、あるいは厚みのある試料をカバーガラスでつぶさずにマウントできるように直径1cm程度、深さ0.数mmのクレーター状の穴を設けたもの。かなり高価である。

対物ミクロメーター

顕微鏡での長さ測定の場合には接眼ミクロメーターを使用するが、それは相対的な尺度であるため、その1目盛の絶対的な長さを決定しなければ長さの測定ができない。そのために絶対的な長さを提供するものが、対物ミクロメーターである。これは基本的にはスライドガラスであり、中央部に10μmごとの目盛りが刻んであるプレパラートの形を取る。

かなり高価なものであり、通常は接眼ミクロメーターの校正のみに使用する。直接、試料を乗せて長さの測定を行うことはしない。

カバーガラス

スライドガラスに載せられるカバーガラス

カバーガラスとは、スライドガラスに載せた試料の上に載せるための薄いガラス板のことである。カバーグラスともいう。英語ではcover slipまたはcover glassと呼ばれる。

一辺1cm程度の正方形のものが多いが、円形や長方形をしたものもある。厚さは0.15mmから0.17mm程度である。

関連項目

外部リンク


スライドガラス

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 21:34 UTC 版)

名詞

スライド ガラス

  1. 顕微鏡観察するものを乗せるためのガラスの板。スライドグラスとも。

関連語


「スライドガラス」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



スライド・ガラスと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スライド・ガラス」の関連用語

スライド・ガラスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スライド・ガラスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスライドガラス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのスライドガラス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS