オキソ酸とは? わかりやすく解説

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オキソ‐さん【オキソ酸】

読み方:おきそさん

oxoacid》「酸素酸(さんそさん)」に同じ。オキシ酸


オキソ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 16:32 UTC 版)

オキソ酸(オキソさん、Oxoacid)とは、何らかの原子ヒドロキシ基 (-OH) とオキソ基 (=O) が結合しており、かつ、そのヒドロキシ基がプロトンを供与できる化合物を指す[1]。ただし、無機化学命名法に関してIUPACが1990年に行った勧告のオキソ酸の定義では、先述した化合物の他にアクア酸 (aqua acid)[2] 、ヒドロキソ酸 (hydroxoacid)[3] も、オキソ酸に含まれる。

脱水縮合

オキソ酸が脱水縮合して、ポリオキソ酸が生成する場合が有る。例えば、リン酸では、二リン酸、三リン酸が見られる。酸無水物も同様に、オキソ酸の脱水縮合生成物に当たる。遷移金属元素のオキソ酸は、金属オキソ酸(ポリ酸)と呼ぶ。

酸としての強さ

単純なオキソ酸の1つである、炭酸の構造。なお、炭酸は揮発酸だが、オキソ酸が揮発酸とは限らず、例えば硫酸は不揮発酸として知られる。

オキソ酸には、様々な種類が存在する。無機化合物のオキソ酸の例としては、硫酸硝酸リン酸などが挙げられる。さらに、有機化合物の中にもカルボン酸のようなオキソ酸が存在する。酸塩基反応においてオキソ酸は、一般に、多原子イオンとプロトンを与える。ただし、酸としての強弱は、化合物の種類により様々である。

ポーリングの規則

単核オキソ酸の酸性度の強さを推定する2つの経験則として、ポーリングの規則(Pauling's rules)が知られている。

  1. 中心元素 E のオキソ酸の化学式が EO<m(OH)n で表される場合に、酸解離定数 Ka は次の関係式で表される。

「オキソ酸」の例文・使い方・用例・文例

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