syslog
syslog — システムログのメッセージを生成する
説明
bool syslog ( int priority, string message )syslog()はシステムログが出力するログメッセージを 生成します。priorityは、容易さ(facility)と レベル(level)の組み合わせで、その値については、次節で説明します。 残りの引数は送信するメッセージです。ただし、文字%m は、errnoの値に 対応するエラーメッセージ文字列(strerror)に置換されます。
表 198. syslog()の優先順位 (降順)
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_EMERG | システムは使用不可 |
LOG_ALERT | アクションを直ちにおこす必要がある |
LOG_CRIT | 致命的な条件 |
LOG_ERR | エラーを発生する条件 |
LOG_WARNING | 警告を発生する条件 |
LOG_NOTICE | 通常の動作だが、特徴的な条件 |
LOG_INFO | 情報を与えるメッセージ |
LOG_DEBUG | デバッグ用のメッセージ |
例 1507. syslog()の使用例
<?php
define_syslog_variables();
// syslogをオープンし、プロセスIDをインクルードし、標準エラー出力にも
// ログを出力します。そして、ユーザ定義のログ記録機構を使用します。
openlog("myScripLog", LOG_PID | LOG_PERROR, LOG_LOCAL0);
// 何らかのコード
if (authorized_client()) {
// 何かをする
} else {
// クライアントは未認証!
// ログを記録する
$access = date("Y/m/d H:i:s");
syslog(LOG_WARNING, "Unauthorized client: $access {$_SERVER['REMOTE_ADDR']} ({$_SERVER['HTTP_USER_AGENT']})");
}
closelog();
?>
ユーザ定義のログハンドラの設定に関する情報については、Unix マニュアルの syslog.conf(5) を参照ください。 syslog の facility と option に関するより詳細な情報は、 Unix マシンの syslog(3) にあります。
Windows NT では、syslog サービスはイベントログを使用してエミュレートされます。
注意: LOG_LOCAL0 から LOG_LOCAL7 までについては、openlog() の facility パラメータは Windows 環境では使用できません。
define_syslog_variables(), openlog(), closelog() も参照ください。
syslog
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 13:19 UTC 版)
syslog(シスログ)は、ログメッセージをIPネットワーク上で転送するための標準規格である。"syslog" という用語は、その通信プロトコルを指すだけでなく、syslog メッセージを送信するシステム(アプリケーションやライブラリ)syslog メッセージを受信し報告・分析するシステムに対しても使われる。syslogの各メッセージには、そのメッセージを生成したシステムの種類を示すファシリティコードが付与され、重大度が設定される。
- 1 syslogとは
- 2 syslogの概要
固有名詞の分類
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