SRFI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/02 09:27 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動SRFI(英: Scheme requests for implementation, サーフィ)はプログラミング言語 Scheme の事実上の標準拡張仕様のことである。
Scheme は非常に簡素な言語仕様であり、たとえ有用であっても仕様が肥大化するような内容を注意深く避けて設計されている。そのため各種の実装やライブラリで方言がひどくなり相互運用が問題になった。そこで Scheme 拡張機能の標準化を目指して1998年に始まったのがSRFIフォーラムである。
SRFIの仕様は SRFI Editor のメーリングリスト上で決定されており、言語仕様を決定する会議とは原則として関係がない(将来の仕様に影響を与える可能性はある)。内容は非常に多岐にわたり、文字列ライブラリ仕様や、例外処理などの言語機能とマクロで実装可能なもの、ネスト可能なコメントのように言語仕様を無理なく拡張するものまでを含む。
関連項目
外部リンク
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SRFI(サーフィ)
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「Scheme」の記事における「SRFI(サーフィ)」の解説
Scheme は言語機能を必要十分の最低限まで単純化することを目指した言語である。そのため仕様書が簡素な反面、実用に際して各種のライブラリが乱立し、移植性が問題になっていた。そこで実装間の統一をとるため、コミュニティ内の議論を集約しているのが「Scheme Requests for Implementation (SRFI)」である。SRFI ではライブラリ仕様、言語拡張仕様などがインデックス化されており、SRFI 準拠の実装系は「◯◯に準拠」といった形で利用者の便宜を図ることができる。 なお、Scheme では言語機能とライブラリ機能は分けて考えられているため、SRFI と Scheme 言語仕様のコミュニティは原則分離している。
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