選択摺動式変速機
MTの各段位歯車選択方式のなかで、選択した歯車を軸上でスライドさせて相手歯車に噛み合わせる方式。常時噛み合いのように出力軸上を遊転する歯車がないので抵抗は少ない。しかし変速するときに歯車回転を同期させることができないため、ギヤ鳴りや歯の欠損などが発生するので、現在は一部のリバースギヤを除いてほとんど使われていない。停止したあとに噛み合わせる後退段位では、その問題が少ないので一部この方式が使われている。しかし、車両が微少でも動いているときに後退段位に入れる場合や、クラッチを切っても慣性で回転しているときに後退段位に入れると、ギヤ鳴りを起こす。
参照 常時噛み合い式変速機「sliding selective type transmission」の例文・使い方・用例・文例
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