焼結機械部品
主成分金属粉末と合金成分になる粉末や潤滑材を混合して、所定形状の金型で圧縮成形する。これを、非酸化性雰囲気中、主成分金属の融点以下で焼結して必要な強度を有する焼結品が得られる。このようにして得られる部品は、必要な強度を有するだけでなく、形状および寸法精度が高いので、機械加工が大幅に省略できるためコストダウンが期待できる。自動車や家庭電機など大量生産する産業での採用が多い。自動車用としてエンジンのバルブシート、ベルトプーリー、チェーンスプロケット、ベアリングキャップ、手動変速機のクラッチハブ、自動変速機のプレッシャープレートなどがある。関連の製造法として、焼結品を熱間鍛造して強度を飛躍的に向上させた焼結鍛造コンロッドなどがある。
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