シングルステップ実行
【英】single step execution
シングルステップ実行とは、プログラムのデバックの際に、命令ごともしくは1ステートメントごとに実行させることである。
シングルステップ実行は、プログラムがどのように動作しているか、変数の値がどのように変化したかを知るためなど、問題点調査には欠かせない機能となっている。
シングルステップ実行は、関数を呼び出す際の挙動によってステップイントゥとステップオーバーに分かれる。ステップイントゥは関数内部に進入し最初の行で止まるが、ステップオーバーは関数を実行し、次の行で停止する。これらは関数の内部を調査対象にするかどうかにより使い分けられる。
なお、機械語レベルのシングルステップ実行は時として大変な手間となるので、調査箇所を事前に絞り込まないと効率が悪い。
シングルステップ用にCPUが機能を持っている場合がある。例えば、8086系のCPUはTF(トラップフラグ)を1にするとシングルステップモードが有効となり、各命令の実行後にデバッグ例外が発生し、シングルステップ実行が可能になる。
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