SerDes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/17 00:29 UTC 版)
SerDes(SERializer/DESerializerの略)は、コンピュータのバス等に於いてシリアル、パラレルを相互変換する回路。
特に高速インターフェースにおいて、パラレルインターフェース間をシリアル接続する際などに利用される。
近年、高速インターフェースでは、パラレル転送方式で問題となる配線長差によるビット間スキューを考慮する必要がないシリアル転送方式が主流となっている。 シリアル転送方式による高速インターフェース規格としては、イーサネット、IEEE 1394b、PCI Express、シリアルATA、SAS、ファイバーチャネル、InfiniBand、RapidIO、RocketIO等があげられる。
パラレル転送方式ではデータ線とは別にクロック線を用意するのが一般的であるのに対して、基本的にSerDesではマンチェスター符号や8b/10b符号などを用いてデータとクロック(タイミング情報)を1本のラインに重畳して送信し、受信側のクロック・データ・リカバリ回路でクロックとデータを分離する構成がとられることが多い。
関連項目
SerDes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/16 00:51 UTC 版)
「Low voltage differential signaling」の記事における「SerDes」の解説
SerDes (Serializer/Deserializer)LVDSは伝送幅に柔軟性を持たせるように意図されており、データ転送速度をそれほど求めない用途では2本のデータ線と2本のクロック線だけを用いて、伝送路の両端部に "Serializer/Deserializer" と呼ばれるパラレルデータとシリアルデータを直列/並列に変換して1対のデータ線上に1ビットずつ送受信する構成を採るものがある。 デジタル機器内部での8本や16本といったパラレルバスよりも、このような "SerDes" と略して呼ばれる、数本しか使わないシリアルデータによる方が便利な基板間結線のような用途で利用されることがある。
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