リストリクター
エンジンのパワーを抑えるために、エンジンへの空気の流入量を制限するための装置。吸気流量制限孔。リストリクタープレートに開いた穴(サイズはレギュレーションで規定)以外からの空気の流入をなくす仕組みになっている。吸気量が制限されるので、リストリクターなしの場合と比較してエンジンの最高回転数は低くなり、パワーが抑えられる。WRC、GT、F3など多くのカテゴリーで使われている。
リストリクター
エンジンに吸入する空気の量を制限し、出力を制限する装置。WRCではグループAで34φ、グループNで32φのリストリクターの装着が義務づけられ、むやみに出力が上がらないように制限している。また、リストリクターとターボを結ぶマニホールドが長かったり太かったりすると、サージタンク代わりとなってリストリクターの効果が薄れるため、マニホールド径が制限され、装着位置もターボのブレードから50mm以内と規定されている。
リストリクター
レース規則に応じ、レーシングエンジンが吸入する空気量を制限するために装着が義務づけられている吸気流量制限用のオリフィスのこと。エンジンの排気量やターボの有無などによりさまざまな穴径の規定がある。ルマン、デイトナなどの耐久レースにおいては、エンジンカテゴリーによってリストリクターの径が決められるので、リストリクターの径は、エンジンの選定やレース戦略に重要なファクターになっている。排気量の増大とともにリストリクターの径が小さく設定されているため、レース用エンジンの排気量はリストリクターの径とのバランスによって決定される。
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