脈動効果
吸気と排気はガスであるため、質量と弾性があり、これによってばねマス系の気柱振動が発生する。その加振源はピストンの下降運動であり、吸気系中では、エンジン運転中は常に粗密波が笛のように発生している。吸気バルブが閉まる瞬間に、密の波が返ってくると吸入効率が向上する。この効果を脈動効果という。同様の現象が排気系にも存在する。これに対し、質量がニュートンの運動の法則に従って運動し、慣性力を発生させることを慣性効果といい、区別されている。一般に粗密波の振動による効果よりも慣性によるスーパーチャージ作用のほうが大きい。
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