nuroモバイル
【英】nuro mobile
nuroモバイルとは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するモバイル通信サービスのブランド名である。いわゆる格安SIMを提供している。
nuroモバイルは1日5時間に限り容量制限なしでデータ通信が使い放題になる「時間プラン」や、翌月分のデータ通信量を前借りの形で使ってしまえる「データ前借り」といった特徴的な通信プランを提供している。容量500MB未満までは通信量が無料になる「0 SIM」も特徴的なサービスといえる。
nuroモバイルはNTTドコモの通信回線網を借り受けてサービスを提供するMVNOである。2017年からはソフトバンクの回線網を利用するプランも提供している。なお、「nuro」はソニーネットワークコミュニケーションズが提供するインターネット接続サービスの統一ブランドであり、家庭向け光インターネット接続サービスとして「Nuro光」が提供されている。
参照リンク
nuroモバイル
nuroモバイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/13 17:36 UTC 版)
nuroモバイル(ニューロモバイル)は、ソニーネットワークコミュニケーションズが手がける、日本の仮想移動体通信サービスである[1]。So-netのNUROブランドのサービスの一つ。
概要
So-netは、2003年にはDDIポケット(現:ソフトバンク)のPHSのAirH"を使用したパケット通信サービス「bitWarp」を、2009年10月にはUQコミュニケーションズのWiMAXを使ったデータ通信サービス「So-net モバイル WiMAX」を[2]、2011年にはNTTドコモのFOMAハイスピード網を使用したデータ通信サービス「So-net モバイル 3G」などの、MVNO形態の高速モバイル通信サービスを行っていた。 これらの置き換えを目的として、「NUROモバイル」として2016年10月1日にサービスを開始した。
アクセス回線にはNTTドコモ・ソフトバンク・auの携帯電話回線を、インターネットとの接続回線にはNURO光・NURO bizのネットワーク基盤であるNUROネットワークを使用している。2016年10月1日にNTTドコモ回線でサービスを開始し[3]、2017年12月19日にはソフトバンク回線を[4]、2019年5月9日にau回線を追加[5]。
主なサービス
下記の他に、IoT/M2M専用のプランや、2019年4月までは仮想移動体通信サービス事業者向けの仮想移動体サービス提供者事業(現在はソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社が継承)も行っている。
- nuroモバイル - メインサービス ユニークなサービスとしては、翌月の通信量を前借りできる「データ前借り」や、1日につき5時間使い放題の「5時間プラン」(廃止)がある
以下は、「nuroモバイル」の名称が導入される前から存在していた、類似のサービス[6]。
- So-net モバイル 3G - NTTドコモのFOMA網を利用した、個人向けMVNOサービス。2011年10月サービス開始、2017年7月31日サービス終了。
- So-net モバイル LTE(旧称:NURO LTE) - NTTドコモのXi・FOMAハイスピード網を利用した、個人向けMVNOサービス。2013年4月サービス開始。
- NUROモバイル LTE/3G - ソニービズネットワークスが提供する、法人向けのNURO Biz専用プラン。2013年4月サービス開始。NTTドコモのXi・FOMAハイスピード網を利用[7]。
- 0 SIM - 月間通信量が500MB未満の場合は、月額料金が無料となるサービス。通信回線はNTTドコモ。2020年8月31日サービス終了[8]。
- Prepaid LTE SIM - プリペイド型。
- PLAY SIM - 月額制プラン。販売終了。
- MILEAGE SIM - 残りの通信容量に応じてANAマイレージクラブのマイレージがたまるマイレージサービス。新規受付終了。
プリペイドSIM
通信可能期間 | 10日 | 30日 | 60日 | 180日 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
プラン | データ無制限 | 2.1GB | 1.2GB | 2GB | 2.4GB | 3.2GB | 12GB |
SIMカードタイプ | 3in1 SIM(標準SIM、microSIM、nanoSIM) | ||||||
速度規格 | LTE/3G | ||||||
価格 | オープン価格 |
チャージ200M | チャージ500M | チャージ1G | |
---|---|---|---|
通信可能期間 | 30日 | 60日 | |
価格 | オープン価格 |
※ データ無制限プランを除く
利用可能な周波数帯
LTE(Xi®) | Band 1(2100MHz)、Band 19(800MHz)、Band 21(1500MHz) Band 3(1800MHz)、Band 28(700MHz)、Band 42(3.5GHz)※東名阪限定 |
---|---|
3G(FOMA®) | Band 1(2100MHz)、Band 6/19(800MHz) |
販売端末
スマートフォン
- VAIO Phone A
- ASUS ZenFone 3
- ASUS ZenFone 3 Max
- ASUS ZenFone Live
- ASUS ZenFone Zoom S
- ASUS ZenFone Max M2
- FUJITSU arrows M03
- NuAns NEO [Reloaded]
- ZTE BLADE E01
- Sony Xperia XZ Premium
- Sony Xperia 10 II
- Sony Xperia 8 Lite
- MOTOROLA moto g8 power lite
- MOTOROLA moto e6s
- OPPO Reno3 A
- OPPO Reno A
フィーチャーフォン
- SHARP AQUOS ケータイ SH-N01
Wi-Fiルーター
- +F FS030W
関連項目
- MVNO
- BitWarp - 前身のサービス 通信回線はPHSを使用
- So-net モバイル LTE - 前身のサービス
- NURO光 - NUROブランドのFTTHサービス
- So-net
脚注
出典
- ^ ““個性派”格安SIM nuroモバイルで得するのはどんな人?”. 日経トレンディネット. (2017年10月26日) 2018年1月9日閲覧。
- ^ 「プレスリリース 『So-net モバイル WiMAX』 開始~月額4,200円にて下り最大40Mbpsの高速モバイル通信サービスを提供~」『ソネットエンタテインメント』 ソネットエンタテインメント株式会社、2009年9月30日
- ^ 「プレスリリース ソニーネットワークコミュニケーションズ、LTEデータ通信SIMサービスラインアップをリニューアル 新サービスブランド「nuroモバイル」にて提供開始」『ソニーネットワークコミュニケーションズ』 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、2016年9月30日
- ^ 「プレスリリース 「nuroモバイル」、ソフトバンク回線を利用したプランの提供開始 ~10分かけ放題やデータ前借り、端末補償、訪問サポートなども利用可能~」『ソニーネットワークコミュニケーションズ』 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、2017年12月12日
- ^ 「プレスリリース 「nuroモバイル」がトリプルキャリア対応 ~au回線を利用した新プランを提供開始~」『ソニーネットワークコミュニケーションズ』 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、2019年5月8日
- ^ 「プレスリリース So-net モバイル LTE/PLAY SIM/MILEAGE SIM/0 SIM by So-net/Prepaid LTE SIM ご利用規約改訂のお知らせ(株式会社NTTドコモとの提供形態の変更にともなう改訂)」『ソニーネットワークコミュニケーションズ』 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、2016年7月1日
- ^ 「法人向けモバイルサービス「NUROモバイル」 LTE/3G:特長」『NURO Biz』 ソニービズネットワークス
- ^ 「0 SIM サービス終了のお知らせ」『nuroモバイル』 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、2020年
外部リンク
- nuroモバイルのページへのリンク