積層成形
英語 laminating molding
紙や布などの表皮材に樹脂を含浸させ、必要とする厚みとなるよう重ね合わせ、加圧、加温などによって所要の形に一体化することをいう。熱硬化性樹脂では、加圧の高さにより高圧積層(50MPa以上)と低圧積層(0～50MPa)に分けられる。高圧積層は普通100～200MPaの加圧で行い、ユリア、フェノール、メラミン樹脂のような縮合樹脂に適している。また、低圧積層は、不飽和ポリエステル樹脂、エポシキ樹脂のように、硬化時に揮発物質を副生しないものに使用される。一般に積層は多段プレスで成形するが、低圧積層方法として連続的に行うこともできる。
参照 積層射出成形 ※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
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