高力アルミニウム合金
高力アルミニウム合金は、高い機械的性質、すなわち軟鋼に相当(40kg/mm2)以上の引張り強さを有することを特徴としており、ジュラルミン(2014合金引張り強さ40kg/mm2クラス)、超ジュラルミン(2024合金引張り強さ50kg/mm2クラス)および超超ジュラルミン(7075合金引張り強さ60kg/mm2クラス)が代表的である。これらの合金は、アルミニウム銅系合金を基本としており、時効硬化(溶体化処理後急冷し、常温放置または焼きもどしにより強度が上昇する現象)による強化メカニズムが利用されている。軽量高強度のため、航空機用構造材に多用される。自動車用としてはコストが高いため、高級車やスポーツカーなどの足まわり部品などに限定される。
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