D-54
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/25 14:53 UTC 版)
「D-10 100mm戦車砲」の記事における「D-54」の解説
D-10Tシリーズをもとに開発された試作砲がD-54である。D-54の開発は、ラドガ計画の名称で、D-10シリーズを設計した第9火砲工場設計局(旧:国営第9ウラル重機械工具製造所)のペトロフ技師の設計チームによって行われた。 D-54は、D-10と比べて初活力にして30%増加しており、より高初速のAPDS弾を運用できるようになっている。砲身の先端部には多孔式のマズルブレーキが装備されている。ライフサイクルコストが高く、また、APDS弾使用時の装弾筒の分離などに不具合があったことから、本砲は試作に留まり、配備されることはなかったが、T-62に搭載された115mm滑腔砲のベースとなった。
※この「D-54」の解説は、「D-10 100mm戦車砲」の解説の一部です。
「D-54」を含む「D-10 100mm戦車砲」の記事については、「D-10 100mm戦車砲」の概要を参照ください。
- d54のページへのリンク