キューポラ
キューポラとはラテン語で樽という意味のCupaから出ており、英語化されてCupolaとなった。縦型円筒形のシャフト炉の代表的なもので、連続出湯型の溶解炉のことである。炉底よりある高さまでベッドコークス(床積みコークス)といわれるベースになるコークスを詰め、その上から地金(鉄材料) とコークス(追い込めコークス)を決められた比率で交互に装入し、下部側面に設けた羽口といわれる穴から空気を送る。これにより空気中の酸素とコークス中の炭素の間で酸化(燃焼)反応が行われ、その熱で溶けた地金は溶滴となって、コークスと接触しながら下降し、その間に過熱、精錬が行われる。キューポラの溶解能力は、1時間当たりの溶解重量で示され、小は1tから大は50tくらいまである。
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