bzImage
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 16:01 UTC 版)
Linuxカーネル開発が成熟するにつれて、ユーザーが生成するカーネルのサイズはいくつかのアーキテクチャにおいて課される制限である、圧縮されたカーネルコードが保持可能なサイズを越えるまでになってきた。 この制限に対処するため、カーネルを不連続なメモリ領域にうまく分離した、bzImage (big zImage) フォーマットが開発された。 bzImageはzlibアルゴリズムを用い圧縮されている。また2.6.30からは更によりよいアルゴリズムで圧縮可能である。もっともらしい誤解は、bzがファイル名の接頭辞にあるため、このイメージがbzip2で圧縮されているのだということが語られるが、そうとは限らない。(確かに、bzip2パッケージは"bz"の接頭辞のついたツールともに配布されている。例えば、bzip2で圧縮されたテキストファイルをlessページャを通して透過的に読むことができる、bzless、同様にcatコマンドに対するbzcatなどが付属している。)
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