a系とa'系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 18:36 UTC 版)
a強度・b強度をそれぞれ支える2つの機能系が、脳内にあるものと考える(安永は「そう考える以外にはあるまい」と言う)。 a強度に対応するものは「意識的な活動に属するエネルギー系」で、a系と表記する。 b強度に対応するものは「意識外のファントム・エネルギー系」である。表記はa’系とする。「b系」としないのは、「本当の外界に対してはむしろ自分 (a) の側のように働くから」である。 安永は、「正常な状態では a と a' とは全く一体となって機能していたので分離の必要がなかった」とする。また図式との関係は、「a は a' の基礎の上に体験図式を形成してきた」とし、さらに「ここで重要なのは、図式は中間項たる a'系をとびこして、意識活動 (a系) と直接がっちり結びついていることである」とする。
※この「a系とa'系」の解説は、「安永浩」の解説の一部です。
「a系とa'系」を含む「安永浩」の記事については、「安永浩」の概要を参照ください。
- a系とa'系のページへのリンク