YB2(二ホウ化イットリウム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/20 13:45 UTC 版)
「ホウ化イットリウム」の記事における「YB2(二ホウ化イットリウム)」の解説
二ホウ化イットリウムの構造は、超電導物質として有名な二ホウ化アルミニウムや二ホウ化マグネシウムと同じく、六角形構造をしている。ピアソン記号はhP3で、空間群はP6/mmm (No 191)、格子定数はa = 0.3289 nm、b = 0.3289 nm、c = 0.3843 nmで、密度は計算によると5.1 g・cm-3である。ホウ素原子はイットリウム原子を挟んで、シート状のグラファイト構造を成している。YB2結晶は空気中で穏やかに加熱されると不安定になり、400 ºCで酸化しはじめ、800℃で完全に酸化される。YB2は約2220 ºCで融解する。
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