XBT2C (航空機)とは? わかりやすく解説

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XBT2C (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/12 09:41 UTC 版)

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XBT2C

飛行するXBT2C-1 50881号機
(1945年撮影)

XBT2CCurtiss-Wright XBT2C )は、第二次世界大戦中にカーチス・ライト社がアメリカ海軍向けに開発した試作艦上攻撃機

社内名称はCW-98(モデル98)。XBTC艦上攻撃機の複座型で、エンジンを換装しレーダーを搭載した機体である。この機体がカーチス・ライト社製でアメリカ海軍へ納入された最後の航空機となった。

設計

XBT2C-1(CW-98)はR-4360エンジンを搭載する予定であったが、ライト社のエンジンに関する問題によって、R-4360より小型のR-3350-24星型エンジンを搭載することとなった。複座にする為に兵装の搭載量を減らし、右主翼下にはレーダーポッドを搭載した。

開発

XBT2C-1の1号機、BuNo.50879は1945年3月に完成した。程なく戦争が終結した為XBT2Cに対して大規模な発注がされることはなかったが、試験は続けられた。BuNo.50879から50888[1]までの10機の製造計画のうち50888号機を除く9機が製造され[1]、1947年にXBTCが開発中止となった頃にXBT2Cも開発中止となった。

運用者

諸元

Curtiss Aircraft 1907–1947[2]より。

制式名称 (BT2C-1)
試作名称 XBT2C-1
全幅 11.93m
全長 14.5m
全高 3.68m
翼面積 38.64m2
翼面荷重 kg/m2
自重 5,565kg
最大離陸重量 8,628kg
発動機 R-3350-24(離昇2,500馬力、1,865 kW)1基
最高速度 531km/h(高度5,200m)
上昇限度 8,016m
上昇力 5,000mまで約8分41秒
航続距離 2,108km
武装 翼内 ブラウニングAN/M2 20mm機関砲2門(携行弾数不明)
爆装 907kg(2,000lb)までの爆弾またはMk13航空魚雷1発
生産数 9機

脚注

  1. ^ a b Douglas E. Campbell『BuNos! Disposition of World War II USN, USMC and USCG Aircraft Listed by Bureau Number』による。
  2. ^ Bowers 1979, p. 450.

関連項目




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