XB-33A計画案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 05:45 UTC 版)
「XB-33 (航空機)」の記事における「XB-33A計画案」の解説
双発案では、軍の要求するパフォーマンスを達成することは出来ないことが明らかになった。そこで搭載エンジンを4発に増やすと共に機体デザインを大幅に変更することにした。また機体のサイズは制式採用されていたボーイング社のB-29に近く、B-24と同じぐらいであった。その爆弾搭載量は12,000lbとなり、1942年1月17日に軍から2機の試作機製造の契約を受けた為、XB-33Aとして製造されることになった。 再設計されたXB-33Aでは、R-2600エンジンを使用することになっていた。これはB-29にR-3350が優先して使用されるためであった。ネブラスカ州のオマハにあるマーチンの工場で製造されるはずであったが、1942年11月25日に計画はキャンセルされた。そのため、マーチン初の4発爆撃機は幻におわった。これ以降、マーチンのオマハ工場ではボーイングのB-29のライセンス生産を行う事になった。
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