X10プロトコル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 10:20 UTC 版)
「X10 (工業規格)」の記事における「X10プロトコル」の解説
X10 制御プロトコルのパケットは、4ビットの "house code"、4ビットの "unit code"、4ビットの "command" で構成される。"house code" は一般に A から P の1文字で表され、"unit code" は 1 から 16 の数で表される。(正確には、unit code と command は 5ビットであり、うち 1 ビットでどちらであるかを示す。つまり、unit code は省略可能でもあり、また複数の unit code を列挙することも可能。) システムインストール時、各制御対象機器に256種類のアドレスを割り当てる(16種類の house code × 16種類の unit code)。これにより、各機器は自分のアドレスが付いた制御パケットのみを受け付けるようになる。 メッセージは例えば「house code は A」、「unit は 3」、「電源ONせよ」という内容であれば、アドレス "A3" の機器が電源をONにする。unit code を複数並べて指定し、同じコマンドをそれら機器で同時に実行させることもできる。例えば、「house code は A」、「unit は 3」、「unit は 5」、「unit は 4」、「電源ONせよ」というメッセージを送信すれば、A3、A4、A5 の全てが同時に電源ONとなる。 もちろん、house code を1つの家庭内で使い分けることも可能であり、例えば部屋ごとに house code を設定すれば、部屋単位での操作が可能となる。 プロトコルの完全な説明はこちらにある(英文)。
※この「X10プロトコル」の解説は、「X10 (工業規格)」の解説の一部です。
「X10プロトコル」を含む「X10 (工業規格)」の記事については、「X10 (工業規格)」の概要を参照ください。
- X10プロトコルのページへのリンク