Windows 9x系での仮想DOSマシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 17:10 UTC 版)
「仮想DOSマシン」の記事における「Windows 9x系での仮想DOSマシン」の解説
Windowsには仮想マシンと呼ばれる概念があり、これは一般的によく使われているハードウェアエミュレーションを行う仮想マシンとは別のものである。Windows 9xには「システム仮想マシン」と「仮想DOSマシン」と呼ばれる2つのタイプの仮想マシンが存在する。システム仮想マシンは一つだけ作成され、OSとすべてのWin16アプリとWin32アプリはシステム仮想マシン上で動作する。(なおWin32アプリはそれぞれ独立してメモリアドレス空間で動作し、16ビットWindowsアプリは互換性のためにすべてのアプリケーションでメモリアドレス空間を共有している。) Windows 9x系は一部を除きOSは32ビットされており、OS自体がMS-DOSのシステムコールを直接呼び出すことはない。ただし必要な場合はMS-DOSの機能をレガシードライバとして利用することが出来る。Windows 9x系でDOSプロンプトを起動するとDOSプロンプトごとに独立した仮想DOSマシンが作成されcommand.comが実行される。この仮想DOSマシンの環境からMS-DOSの機能を使うことが出来る。
※この「Windows 9x系での仮想DOSマシン」の解説は、「仮想DOSマシン」の解説の一部です。
「Windows 9x系での仮想DOSマシン」を含む「仮想DOSマシン」の記事については、「仮想DOSマシン」の概要を参照ください。
- Windows 9x系での仮想DOSマシンのページへのリンク