Windows での利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 16:18 UTC 版)
「Upper Memory Area」の記事における「Windows での利用」の解説
Windows 3.0 / 3.1が普及してくると、Upper Memory Areaの重要性は低下してきた。これはWindowsアプリケーションがDOSのメモリ制限に制約を受けないためだったが、Windows上で動作するDOSプログラムには依然として制限がつきまとった。Windows 95がリリースされるとさらに重要性は低下していった。というのも、DOSのデバイスドライバがDOSアプリケーションに提供していた機能の多く(CD、ネットワーク、サウンドなど)をWindowsが提供できるようになったためである。Windows 95 のDOSボックスは自動的に最適化されるようになった。しかし、この環境では全てのDOSプログラムが動作できるわけではない。特にリアルモードからプロテクトモードに切り替えようとするプログラムは動作できない(仮想86モードの仕様)。この点は現在ではIntel VTやAMD-V (Pacifica) といったx86仮想化技術で解決されている。またWindows 95では、VCPI APIを使ってモードを切り替えようとするプログラムは動作せず、DPMI APIを使った切り替えのみがサポートされていた。
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