クリューガー
シュトゥットガルト生れ。リントパイントナー(1791-1856)に師事し、ヴュルテンブルクの宮廷ピアニストとなる。1840年代半ばからパリに出て活躍。当時パリに集っていた音楽家たちと親交を結び、オペラのパラフレーズ等を中心に約170曲のピアノ曲を出版。それらは名人芸を披露するためのものではなく、原作を尊重した堅実な内容で、独特のノスタルジックなタッチを特長とする。
プロシア戦争(1870)を機にシュトゥットガルトへ帰郷。晩年にはヘンデルの全クラヴィーア作品の校訂出版を行った。62歳で同地に没した。
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