津田信澄
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津田 信澄（つだ のぶずみ）は、安土桃山時代の武将。織田氏の連枝衆（一門衆）であるが、姓は津田を称し[2]、諱は信重といった[2][注釈 7]。通称を七兵衛。近江大溝城主で、摂津大坂城代[注釈 8]。
注釈
- ^ これは『寛政重修諸家譜』による[4]。
- ^ ただし『絵本太閤記』による異説。
- ^ 『阿波国古文書』による[5]。
- ^ 西教寺の『實成坊過去帳』による法名[7]。
- ^ 『系図纂要』では「信重」とする[6]。後に織田姓に戻した。
- ^ 主水左衛門。織田信雄、豊臣秀頼に仕える。
- ^ 諱について谷口克広は（第2版において）『文書には「信重」とあり「信澄」の署名文書は見られない』としている[9]。
- ^ 秀吉が大坂城を築く前の石山本願寺跡の城塞。信澄を尼崎城主とするのは誤説。
- ^ 織田信勝の暗殺を永禄元年とするのは『信長公記』による。『重脩譜』などの江戸時代の書物は一様に弘治3年説をとるが、谷口克広は弘治3年付の信勝の発給文書の存在を指摘して、公記の信憑性が高いとする[11]。
- ^ 一般には平姓津田氏であるが、『系図纂要』では橘姓津田氏を授与されたとある[6]。
- ^ 『
浅井三代記』『丹羽家譜伝』等による[2]。 - ^ a b c d e f 『信長公記』による[12]。
- ^ 『兼見卿記』による[3]。
- ^ a b 滋賀県高島市新旭町新庄の放光山大善寺の由緒による[14]。（同市内の別の場所）勝野の大善寺別院の境内に掲示された石版の写真[15]。
- ^ 『宗久記』による[12]。
- ^ 釈迦院寬尊『蓮成院記録』（天正10年1月6日の条）による。松永久秀や（大和守護職を受領した）塙直政が非業の死を遂げたことから、縁起が悪いと考えていたようだと同記は記している[24][25]。
- ^ 当時奈良にいた英俊の『多聞院日記』の2日午後の記録に「惟任並七兵衛申合令生害云々」とあり[27]、当時三河にいた松平家忠の『家忠日記』の3日の条にも「明智日向守小田七兵衛別心か」とある[28]。宣教師の話にも同様のものがある。
- ^ 『フロイス日本史』による[29]。
- ^ 『フロイス日本史』[33]。
出典
- ^ a b 阿部 2001, p. 519
- ^ a b c d e f g h 谷口 1995, p. 108
- ^ a b c d e f g 岡田 1999, p. 136
- ^ a b c d e 堀田 1923, p. 573
- ^ 岡田 1999, p. 120.
- ^ a b c d “『系図纂要』”. 東京大学史料編纂所. 2016年6月9日閲覧。
- ^ 新人物往来社 編「明智光秀の365日」『完全検証信長襲殺 : 天正十年の一番長い日』新人物往来社〈別冊歴史読本〉、1994年、35頁。
- ^ 塙保己一 編「国立国会図書館デジタルコレクション 明智系圖」『続群書類従』 128巻、続群書類従完成会、1926年。
黒川真道 編『国立国会図書館デジタルコレクショ 美濃国諸旧記』国史叢書、1915年、177頁。 - ^ Taniguchi, Katsuhiro; 谷口克広 (2010). Oda Nobunaga kashin jinmei jiten (Dai 2-han ed.). Tōkyō: Yoshikawa Kōbunkan. ISBN 978-4-642-01457-1. OCLC 700504905
- ^ 谷口 1995, p. 100.
- ^ 谷口 1995, p. 100-101.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 谷口 1995
- ^ "大溝城". 日本の城がわかる事典. コトバンクより2020年7月10日閲覧。
- ^ 平凡社 編『寺院神社大事典 近江・若狭・越前』平凡社、1997年、296頁。ISBN 9784582134032。
- ^ “津田信澄の慰霊碑 大善寺” (2020年2月13日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ 岡田 1999, p. 367.
- ^ 岡田 1999, p. 217.
- ^ 岡田 1999, p. 369.
- ^ 西ヶ谷 2000, p. 200.
- ^ 西ヶ谷 2000, p. 176.
- ^ 岡田 1999, p. 137, 384
- ^ 岡田 1999, p. 72.
- ^ 岡田 1999, p. 137
- ^ 桐野作人『憤死！覇王の継承者／潰えた「四国管領」の夢』（Kindle）学研〈歴史群像デジタルアーカイブス＜織田信忠と神戸信孝＞〉、2014年、19頁。ASIN B00NWBFG5S
- ^ 金子拓「天正四年興福寺別当相論と織田信長」『織田信長権力論』（吉川弘文館、2015年）P296-297.（原論文:天野忠幸; 片山正彦; 古野貢; 渡邊大門 編 『戦国・織豊期の西国社会』 日本史史料研究会企画部〈日本史史料研究会論文集〉、2012年）
- ^ 岡田 1999, p. 296.
- ^ 岡田 1999, p. 419
- ^ 松平家忠『国立国会図書館デジタルコレクション 家忠日記』 第2、吉川半七〈文科大学史誌叢書〉、1897年。
- ^ a b c 岡田 1999, p. 384
- ^ 西ヶ谷 2000, p. 256.
- ^ 西ヶ谷 2000, p. 229.
- ^ 西ヶ谷 2000, p. 78.
- ^ 岡田 1999, p. 385
- ^ Konoe, Tatsuharu; 近衛竜春. (2022). Oie no daiji. Tōkyō: Shinchōsha. ISBN 978-4-10-350153-4. OCLC 1351358383
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