トークンパッシング方式
【英】token passing
トークンパッシング方式とは、ネットワーク通信において、データの送信権を順番に回しながらデータを送信する方法のことである。
トークンパッシング方式では、ネットワークのトークンを持つ端末がデータを送信することができる。送信されたデータは各端末へ送信されるが、MACアドレスの合った端末のみがデータを受信し、それ以外の端末はそのままデータを次の端末へ送信する。データの送信が完了すると、トークンは次の端末へ渡される。
トークンパッシング方式では、トークンを持つ端末のみがデータ送信できるため、データ送信の衝突は発生しない。一方、トークンが回ってくるまでデータが送信できないという面も持ち合わせている。
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トークン・パッシング
(Token passing から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 01:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動トークン・パッシング(token passing)とは、LANに於ける媒体アクセス制御(MAC)の方式の一つ。
概要
ネットワーク上を、常に「トークン」と呼ばれる特定の内容を持つビット列が巡回していて、データをネットワーク上に送出しようとするノードは、このトークンを捕まえてフレームに変換して、必要なデータを搭載してから送り出す仕組みになっている。イーサネットで使われるCSMA/CD方式と比較すると、負荷が大きい場合でもスループットが落ちないほか、トークンの周回時間を制御すれば、データ転送に要する遅延時間を予測出来るという利点がある。通常はリング型トポロジーのLANで使用されるが、バス型LANに適用した「トークン・バス」という方式も有る。
トークン・パッシング方式のLAN
トークン・パッシング方式を採用したLANには、以下のものがある。
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