T8: 浮動小数点演算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 08:43 UTC 版)
「トランスピュータ」の記事における「T8: 浮動小数点演算」の解説
第2世代として、1987年にT800が登場した。これは命令が追加されており、IEEE754-1985規格に準拠した64ビットのFPUと浮動小数点数用の追加の3本のレジスタを持っている。また内蔵RAMは4kBで、20MHz か 25MHz で動作する。後継のT801とT805ではブレークポイントをサポートしている。T801ではアドレスバスとデータバスを分離して性能を強化している。T805では30MHz版もリリースされている。 内蔵RAM容量を増やし、リンクを高速化し、命令を追加してマイクロコードを改良したT810が計画されていたが、1990年ごろに中止された。 インモスは他にもサポートチップとして、32ウェイリンクスイッチC004、トランスピュータのシリアルリンクと8ビットデータバスとのインタフェースチップC012といった製品も提供した。
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