Smalltalk系統の言語におけるメッセージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 07:32 UTC 版)
「メッセージ (コンピュータ)」の記事における「Smalltalk系統の言語におけるメッセージ」の解説
Smalltalk及びSelfやObjective-CなどSmalltalk系統のオブジェクト指向言語においてメッセージは、メソッドを起動するセレクターと引数の組み合わせ、およびセレクターと引数を合わせたオブジェクトを示す。 result := receiver + 1.result := receiver selector.result := receiver selector: 0 and: 2. 例えば上記の式であれば、 + 1とselectorとselector: 0 and: 2が前者のメッセージとなる。C++系統の言語におけるメンバー関数の呼び出しに類似しているが、Smalltalk系統の言語はメンバー関数の実装部分にあたるメソッドとメッセージは独立した存在であり、メッセージはクラスに紐づかない。また、必ずしもセレクターとメソッドは一対一ではなく一つのメソッドに複数のセレクターを取り付けることができ、セレクターが異なるメッセージを同じメソッドで処理することができる。また、メッセージと対応したメソッドが一切存在しないオブジェクトでもメッセージを受信することが可能になっている。
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