一酸化ケイ素
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 15:16 UTC 版)
一酸化ケイ素 | |
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別称
Oxosilylene
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 10097-28-6 ![]() |
PubChem | 66241 |
特性 | |
化学式 | SiO |
モル質量 | 44.0849 g/mol |
外観 | brown-black glassy solid |
密度 | 2.13 g/cm3 |
融点 | 1702°C |
沸点 | 1880°C |
水への溶解度 | insoluble |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-99.6 kJ mol-1(気体)[1] |
標準モルエントロピー S |
211.61 J mol-1K-1(気体) |
標準定圧モル比熱, Cp |
29.92 J mol-1K-1(気体) |
危険性 | |
EU Index | Not listed |
NFPA 704 | |
引火点 | Non-flammable |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
一酸化ケイ素(いっさんかケイそ、英: silicon monoxide)は、SiOの分子式を持つ化合物である。気体では、二原子分子として存在する[2]。星間分子として検出され[3]、酸化ケイ素として宇宙で最も多量に存在すると考えられている[4]。星間分子としての一酸化ケイ素は、分子雲同士の衝突などで発生した衝撃波が発生した場所で見つかる。気体の一酸化ケイ素が急速に冷却されると、茶色や黒のガラス様のアモルファス固体を形成する。これは使い捨てフィルム等に利用されている[2]。
分子
二酸化ケイ素をケイ素とともに加熱すると、気体の一酸化ケイ素が生成される[2]。
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