星間分子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 分子化学 > 分子 > 星間分子の意味・解説 

せいかん‐ぶんし【星間分子】

読み方:せいかんぶんし

星間空間存在する低温高密度の分子雲構成する分子総称


星間分子 interstellar molecules

星間物質の中の分子のこと。

星間分子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 06:27 UTC 版)

星間分子(せいかんぶんし、interstellar molecule)は恒星間の希薄空間(星間空間)の中でも、一部にある高密度な分子雲中や晩期型星の存在する分子の総称。1930年代に光学望遠鏡によって観測された、希薄な分子雲中を通った紫外線の吸収が、分子雲の中に存在するCH、CNによるものであると1940年に確認[1]され、初めて星間空間に分子が存在することが示された。その後、1960年代以降、電波望遠鏡が発展するに伴い、OHの発見[2]を皮切りに多数の分子が発見され2000年までには100種類以上の分子が発見されている。


  1. ^ McKellar A.,"Evidence for the Molecular Origin of Some Hitherto Unidentified Interstellar Lines," Pub. Astron. Soc. Pacific, Vol. 52, p.p. 187-192(1940)[1][2]
  2. ^ WEINREB S., BARRETT A.H., MEEKS M.L., HENRY J.C., "Radio Observations of OH in the Interstellar Medium" Nature, Vol.200, p.p.829 - 831(1963)[3][4]
  3. ^ 1.6 有機地球化学” (PDF). 日本有機地球化学会. 2018年11月22日閲覧。


「星間分子」の続きの解説一覧



星間分子と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「星間分子」の関連用語

星間分子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



星間分子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本惑星協会日本惑星協会
All rights reserved. The Planetary Society of Japan 2024.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの星間分子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS