STRANGER'S TOUCH
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『STRANGER'S TOUCH』 | ||||
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浅川マキ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | 1989年12月13日 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | 49分40秒 | |||
レーベル | EASTWORLD | |||
浅川マキ 年表 | ||||
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『STRANGER'S TOUCH』(ストレンジャーズ タッチ)は、1989年12月13日に東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)から発表された浅川マキの25枚目のアルバムである。
解説
- これまでのアルバムとは趣が異なり、オリジナル・アルバムというより今で言うコンセプト・アルバムようなアルバムで、非常に企画色の強い作品。
- 帯には「一九八九・新譜」と記載されているが、新曲は1曲もなく、全て過去の作品(映画作品含む)の編集、再録音等で構成されている。(内3曲はオリジナルバージョンをそのまま収録)
- ジャケット写真も新たに撮影されたものではなく、矢頭保撮影の過去の写真が使用されている。
- ライナーノーツには「このアルバムを聞き終えたとき、ちょうど1本のシネマを観たような印象を受けるのなら、私は嬉しい」と浅川マキのコメントが記載されている。
- 前作同様にLPの発売はされなかった。尚、Track6はDARKNESS Iに収録されている。
収録曲
- 都会に雨が降る頃
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作詞:浅川マキ/作曲:山下洋輔
- アルバム「ONE」収録のオリジナルバージョンを再収録。
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作詞:浅川マキ/作曲:山下洋輔
- ピグノーズと手紙II
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作詞:浅川マキ/作曲:近藤等則
- アルバム「ONE」収録の『ピグノーズと手紙』のボーカル部分を割愛し、尺を短くしたエディット・バージョン。
- インストゥルメンタルとハミング。
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作詞:浅川マキ/作曲:近藤等則
- 見知らぬ人でなく
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作詞:浅川マキ/作曲:Tristan Honsinger
- Tristan HonsingerのCelloに乗せて、語りや音声劇風なものが展開される楽曲。
- 前半の語りはアルバム「幻の男たち」収録の『四重奏』の語りを少し変えたもので、中盤から後半にかけての男と女の掛け合いは短編映画「男からの声」からの原田芳雄の台詞音声を編集し、浅川マキ新録音の台詞を掛け合いし音声劇風に仕上げたもの。台詞の一節にはアルバム「こぼれる黄金の砂 -What it be like-」収録の『憂愁』、アルバム「幻の女たち」収録の『夜の匂い』の詞の一部も登場する。
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作詞:浅川マキ/作曲:Tristan Honsinger
- 男からの声
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- 本多俊之の演奏に乗せた朗読。
- アルバム「幻の女たち」収録のオリジナルバージョンを再収録。
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- あいつが一番〜CHROME SITAR
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作詞・作曲:浅川マキ(あいつが一番)〜作詞・作曲:マーク・ボラン/日本語詞:浅川マキ(CHROME SITAR)
- 再録音。2曲のメドレー。ハードロックにアレンジされている。
- オリジナルは両曲ともアルバム「アメリカの夜」収録。SEは短編映画「男からの声」、ライブSEはアルバム「浅川マキ・ライヴ・夜」から。
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作詞・作曲:浅川マキ(あいつが一番)〜作詞・作曲:マーク・ボラン/日本語詞:浅川マキ(CHROME SITAR)
- ちょっと長い関係のブルース〜今夜はおしまい
- ダンサー
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- 再録音。但し演奏はアルバム「Nothing at all to lose」時の音源をリミックスしたもの。オリジナルとは違いサビ部分も語り口調になっている。
- 奈良あけみ、杉田弘子というダンサーの名が登場する。
- オリジナルはアルバム「SOME YEARS PARST」収録。
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- あの娘がくれたブルース
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作詞・作曲:浅川マキ
- 再録音。バック演奏なしのアカペラで、街のSEと足音に合わせて掠れた声と口笛で囁くように唄われる。
- オリジナルはアルバム「ブルー・スピリット・ブルース」収録。
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作詞・作曲:浅川マキ
- 電文「カツテニ シテヨ」
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- アルバム「幻の男たち」収録のオリジナルバージョンを再収録。
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作詞:浅川マキ/作曲:本多俊之
- 向こう側の憂鬱III
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作曲:本多俊之
- アルバム「UNDERGROUND」収録の『YS・ムーンライト』の本多俊之サックスソロだけにしたもの。
- インストゥルメンタル。
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作曲:本多俊之
演奏者
- 浅川マキ:Vocals
- 本多俊之:Alto Sax(6,7,10), Soprano Sax(10), Keyboards(6,7), Piano(4,6,7)
- 下山淳:Guitar(5)
- 奈良敏博:E.Bass(5)
- 野島健太郎:Keyboards(5)
- 池畑潤二:Drums(5)
- 山下洋輔:Piano(1)
- 川端民生:Bass(1)
- 近藤等則:Trumpet, Toys(1,2)
- 山内テツ:Guitar(2)
- Bobby Watson:Bass(6,7)
- Tony Maiden:Guitar(6)
- Andre Fischer:Drums(6)
- Tristan Honsinger:Cello(3)
- 原田芳雄:語り(2,3)
Recording Staff
- 吉野金次:Recording & Mixing Engineer
- 福田豊光:Recording Engineer
- 飯田益三:Recording Engineer
- 矢頭保:Photographer
- 金沢良樹:Designer
- 小島みどり:Editor
- 柴田徹
- せなまる舎
- 細田敏博
- 持田由美
Special Thanks To
- GUILD B.
- アーチスト・マネジメント・オフィス
- 野坂周司(2)
脚注・出典
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