SSIDブロードキャスティングの無効化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:37 UTC 版)
「サービスセット識別子」の記事における「SSIDブロードキャスティングの無効化」の解説
SSIDブロードキャストを無効にすることでセキュリティが強化されるというのは間違いである。ユーザーから見れば、使用しているソフトウェアによっては "Unnamed Network" などと表示される。いずれにしても、そのネットワークに接続するには正しいSSIDを手で入力する必要がある。 この方法は安全ではない。なぜなら、誰かがそのネットワークに接続するたびにSSIDがクリアテキストで転送されるからである。これは、暗号化していても変わらない。盗聴者はそのネットワークに接続していない状態で盗聴可能であり、誰かが接続するのを待ち、SSIDを盗むことができる。また、気づかれやすいが手っ取り早い方法として、アクセスポイントからのフレームであるかのように擬装して "disassociate frame" を接続中の端末機器に送信し、端末機器が自動的に再接続する様子を盗聴してSSIDを盗むという方法もある。 したがって、これで無線ネットワークが守られると考えるのは危険である。別の認証を使うのが好ましく、WPAが今のところ最善である。
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