SKAの構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 04:17 UTC 版)
「スクエア・キロメートル・アレイ」の記事における「SKAの構造」の解説
SKAでは、比較的高い周波数の電波を受信するための"Dishes"と呼ばれるパラボラアンテナと、低い周波数の電波を受信するための"Aperture arrays"と呼ばれるアンテナ群という異なったアンテナが建設される。 Dishesは、口径15mのアンテナ約3000台からなる。個々の望遠鏡の口径はさほど大きくないが、これにより比較的低予算で広い視野が得られる。アンテナ群の配置は、建設とケーブル敷設などの設置のしやすさ、解像度とコストなどを考慮し、渦状腕配置とされ、アフリカ大陸の数千kmに渡って設置される。 Aperture Arrayは、その中でも低周波な電波を受信する「低周波アレイ」と、それより高周波な電波を受信する「中周波アレイ」とでは受信機の形状が異なる。これらは、アンテナで電波を反射・集光させてから受信するDishesとは異なり、むき出しの受信部で集光することなく直接受信する。こちらは中心部から200km程度の範囲で設置される。
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