S点インタフェース機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 10:13 UTC 版)
基本インタフェースのNTの端末側(S点・T点)は終端された4線式のバス配線であり、ポイント・マルチポイント構成と呼ばれる1本当たり最大8台の端末の接続が可能である。 次の2種類がある。 短距離受動バス配線 最大ケーブル長が200m以下の配線であり、任意の場所に端末接続用のモジュラージャックを設置できる。 延長受動バス配線 最大ケーブル長が500m以下の配線であり、末端部付近に集中して端末接続用のモジュラージャックを設置できる。 また端末接続用のモジュラージャックはバス配線に直接取り付けるか、長さ1m以内のスタブを介して取り付ける。モジュラージャックから端末までのコードは原則は10m以内に制限されているが、ポイント・ポイント構成の場合に限り25mまで延長できる。 一次群速度インタフェースのNTの端末側(S点・T点)は4線式の配線であり、ポイント・ポイント構成と呼ばれる1本当たり1台のみの端末の接続が可能である。 伝送路から伝送された信号を回線終端装置 (NT1) でS点インタフェースに変換し、超高速伝送の可能なルータ・G4 FAXなどのS点インタフェース機器 (TE1) を接続する。また、構内交換機 (NT2) などを使用し内線通信などを可能にすることもある。 |TE1|--S点--|NT2|--T点--|NT1|-- (LI) U点--加入者線
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