RCSとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 16:19 UTC 版)
「Concurrent Versions System」の記事における「RCSとの比較」の解説
CVSは元々、単一のファイルを対象としたバージョン管理ツールであるRCSの上に作られていたが、現在は依存はなくなった(リポジトリ内のデータ保持は依然として RCSのそれである)。$Id:$などのキーワードは、その名残である。更にRCSは、diffなどのUNIX系のテキスト処理プログラムの上に作られている。 RCSは、マルチユーザーシステム(1台のコンピュータに、複数のダム端末が接続され、CPUやファイルシステムが共有されている)の上で、同じファイル/フォルダを共有した状態で使われたのに比べ、CVSではCVSサーバとして別のコンピュータ上に用意することもできる。 同一ファイルを複数人で同時編集した場合のコンフリクトに対するアプローチも異なる。RCSはファイルをロックする事で同時編集を禁止する。対するCVSでは、RCSのような強固なロックメカニズムは、もたない。すなわち、同時編集を許可する代りにコンフリクトが生じた場合、コミット時にマージ操作が必要とされる。
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