RAMファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/26 04:06 UTC 版)
上記クイックディスクの弱点であるランダムアクセス性能を補完するため、I/O空間にQDの片面と同じ容量の64KBのメモリデバイスが内蔵オプションとして用意された。QDはシーケンシャルデバイスであるため、記録された複数のファイルのうち1つだけを削除したり、ファイルサイズを大きくして上書きしたりすることができない。そのためには、QDの内容をすべてバッファに読み込み、必要な変更を加えてディスク全体を書き直す必要がある。RAMファイルはこのようなバッファとしての用途を想定している。 BASIC等ではQDとのやり取りや、RAMファイルを対象とするランダムアクセス、プリンターバッファなどとしての利用がサポートされている。 ボード上のアクセス開始位置を指定するアドレスカウンタには、Z80のI/Oアドレスを16bitで指定できる仕様を使い、一度のI/Oアクセスでボード上の任意のアドレスをボードに対して渡すことができた。
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