Quantum lambda calculi
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 00:56 UTC 版)
「量子プログラミング言語」の記事における「Quantum lambda calculi」の解説
Quantum lambda calculiは古典的なラムダ計算の拡張である。古典的なラムダ計算はen:Alonzo Churchとen:Stephen Cole Kleeneによって1930年代に考案された。Quantum lambda calculiの目的は量子プログラミング言語を高階関数の理論で拡張することである。 Quantum lambda calculiを定義する最初の試みは1996年のPhilip Mayminによるものである。Mayminによるlambda-q calculusはあらゆる量子計算を表すことができるほど強力であった。しかし、MayminのQuantum lambda calculiはNP完全の問題を効率的に解くことができ、それゆえに厳密に標準量子計算モデル(en:quantum Turing machineモデルやen:quantum circuitモデルなど)よりも強力であるように見えた。ゆえに、Mayminのlambda-q calculusは物理的デバイスには実装不可能な可能性がある。 2003年に、André van Tonderは量子プログラムの正当性を証明するのに適しているラムダ計算の拡張を定義した。また、van TonderはScheme言語における実装を提供した。。 2004年にはSelingerとValironが線形論理を基にしたtype systemを用いて強い型付けの量子計算用lambda calculusを定義した。
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