プログレスM1-4とは? わかりやすく解説

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プログレスM1-4

(Progress M1-4 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 07:44 UTC 版)

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プログレスM1-4
ドッキングの際のプログレスM1-4
任務種別 ISS 補給船
運用者 ロシア連邦宇宙局
COSPAR ID 2000-073A
特性
宇宙機種別 プログレス-M1英語版(11F615A55)
製造者 RKKエネルギア
任務開始
打ち上げ日 2000年11月16日 1時32分36秒 (UTC)
ロケット ソユーズ-U
打上げ場所 バイコヌール 1/5
任務終了
廃棄種別 軌道離脱
減衰日 2001年2月8日 13時50分 (UTC)
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 低軌道
傾斜角 51.6 度
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ザーリャ Nadir
ドッキング(捕捉)日 2000年11月18日 3時47分42秒 (UTC)
分離日 2000年12月1日 16時22分52秒 (UTC)
dock時間 2週
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ザーリャ Nadir
ドッキング(捕捉)日 2000年12月26日 11時3分13秒 (UTC)
分離日 2000年2月6日 11時26分4秒 (UTC)
dock時間 6週

プログレスM1-4ロシア連邦宇宙局国際宇宙ステーション(ISS)の補給のために打ち上げたプログレス補給船。NASAではProgress 22Pなどと称する。プログレス-M1英語版(11F615A55)型であり、シリアル番号は253だった[1]

M1-4は2000年11月16日1時32分36秒(GMT)にバイコヌール宇宙基地1/5発射台からソユーズ-Uで打ち上げられた[1]。同年11月18日3時47分42秒(GMT)にISSのザーリャ (ISS)モジュール、ナディアポートにドッキングした[2][3]。なお、クルスドッキングシステムはドッキングの誘導に失敗したため、手動のTORUドッキングシステムでバックアップを行い、ドッキングした。2週間ドッキングを続けた後、12月1日16時22分52秒(GMT)にドッキングを一度解除した[2]

ドッキング解除の後、プログレスは25日間の飛行を経て、12月26日11時3分13秒(GMT)に再ドッキングを行った。クルスシステムの障害は解決していたものの、一度目のドッキング試行の中止に利用した手順がアンテナの引き込みであり、再展開ができない不可逆なものであったため、一度目のドッキングと同じくTORUシステムが利用された。ドッキングは6週間続き、2001年2月8日11時26分4秒(GMT)にドッキングを解除した。同日12時59分(GMT)に軌道を離脱[2]、宇宙機は太平洋上の大気圏で燃え、燃え残りは11時50分(GMT)ごろ太平洋上に落下したとされる[2][4]

M1-4にはクルーのための食料、水、酸素や科学研究のための装置類が積まれていた。ISSに搭乗する長期滞在のクルーのための補給として初めてあげられたプログレスであり、M-15Mまでの間ではステーションと2度ドッキングした唯一のプログレス補給船であった。

関連項目

  1. ^ a b McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2009年6月7日閲覧。
  2. ^ a b c d Anikeev, Alexander. “Cargo spacecraft "Progress M1-4"”. Manned Astronautics - Figures & Facts. 2007年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月7日閲覧。
  3. ^ Wade, Mark. “Progress M1”. Encyclopedia Astronautica. 2016年7月11日閲覧。
  4. ^ McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2009年6月7日閲覧。



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