ピトー管
先端が開口した管を、気流の上流に向け、全圧を測定する器具をいう。フランス人ピトーによって考案された単管式のものである。ピトー管で測定される全圧と、壁面などに平行に開いた孔で測定される静圧の差(動圧)から、流体の流速を求めることができ、風洞などの、気流の流速を測定するために使われる。全圧と静圧の差(動圧)をΔp、流速をV、空気の密度をρとすると、Δp=ρv{2}÷2の関係があり、これから流速を求めることができる。現在は、全圧孔と静圧孔を1本の管に設けたL字形のピトー静圧管が汎用性も高く、多く用いられている。ピトー静圧管を慣用的にピトー管ということもある。
Weblioに収録されているすべての辞書からピトー管を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ピトー管のページへのリンク