ピジョン級潜水艦救難艦とは? わかりやすく解説

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ピジョン級潜水艦救難艦

(Pigeon-class submarine rescue ship から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 09:07 UTC 版)

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ピジョン級潜水艦救難艦
洋上のオートラン
基本情報
艦種 潜水艦救難艦
命名基準 鳥の種類
建造期間 1967年 - 1968年
就役期間 1969年 - 1995年
建造数 2隻
前級 ペンギン級潜水艦救難艦
次級 なし
要目
基準排水量 4,185トン
満載排水量 5,033トン
全長 77m
最大幅 26m
吃水 7.9m
主機 ディーゼルエンジン×4基
速力 最大15ノット
乗員 17人
兵装 20㎜機関砲×2
搭載機 ヘリコプター甲板のみ
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ピジョン級潜水艦救難艦英語: Pigeon-class submarine rescue ship)は、アメリカ海軍が運用していた潜水艦救難艦の艦級。同型艦は2隻。

設計

ピジョン級は、深海救難艇(DSRV)を運用するために設計された新型の潜水艦救難艦であり、アメリカ海軍にとってはロバート・フルトン米英戦争時に設計した双胴船型の蒸気式軍艦である「フルトン」以来となる双胴船となった。艦体を双胴船状にしたことにより、甲板での作業を行う上で大きな安定性を与えてくれると同時に、十分な甲板作業スペースを確保することに成功している。

本級は、メインデッキに2つのDSRVを搭載することが可能なほか、1939年に発生したサーゴ級潜水艦スコーラス」の沈没事故において生存者を救助するために使用されたのと同型のレスキュー・チェンバーも搭載していた。

本級は、優秀な係留システムにより救助活動中でも正確な位置を維持することが可能で、海中のDSRVの追跡には3次元ソナーシステムが使用されていた。また、本級には沈没した潜水艦や他の救助船または救難機と緊密な連絡を取り合うための特別な通信機器が備えられており、救助活動時の海上指揮所としての役割を担っていた。

同型艦

同型艦一覧
番号 艦名 造船所 就役 退役 その後・備考
ASR-21 ピジョン英語版
USS Pigeon
1969年 1992年
ASR-22 オートラン英語版
USS Ortolan
1969年 1995年

登場作品

映画

原子力潜水艦浮上せず
「ピジョン」が登場。

小説

レッド・オクトーバーを追え!
「ピジョン」が登場。

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