ピジョン島国立公園とは? わかりやすく解説

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ピジョンとう‐こくりつこうえん〔‐タウコクリツコウヱン〕【ピジョン島国立公園】


ピジョン島国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 02:34 UTC 版)

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ピジョン島国立公園
ピジョン島
ピジョン島国立公園
地域 スリランカ 東部州
最寄り トリンコマリー
座標 北緯8度43分 東経81度12分 / 北緯8.717度 東経81.200度 / 8.717; 81.200座標: 北緯8度43分 東経81度12分 / 北緯8.717度 東経81.200度 / 8.717; 81.200
面積 471.4 ヘクタール
創立日 2003年
運営組織 野生動物保護局英語版

ピジョン島国立公園(ぴじょんとうこくりつこうえん、タミル語: புறாத்தீவு தேசிய பூங்கா英語: Pigeon Island National Park)は、スリランカ北東部にある国立公園。スリランカでも有数のサンゴ礁を持つ海洋公園である。

概要

ピジョン島国立公園は、スリランカ東部州州都トリンコマリーから北に約15 kmの海沿いの町ニラヴェリ英語版の、沖合1 kmほどの島に位置する[1]。ピジョン島という名前はこの島に住み着いているカワラバトピジョン)に由来する[1]。公園内にはスリランカでも有数のサンゴ礁が残されている[2]。ピジョン島が保護区に指定されたのは1963年のことで、2003年にはスリランカで17番目の国立公園として認定された。ピジョン島は植民地時代、射撃場として用いられていた[3]

地形

ピジョン島は大ピジョン島と小ピジョン島、二つの島から構成される。大ピジョン島は長さ200 m、幅100 mほどの大きさで、周囲をサンゴ礁に覆われている。小ピジョン島は岩礁に囲まれている。ピジョン島はスリランカの乾燥地帯(ドライゾーン)に位置しており、年間の平均気温は27.0℃前後である[2]。年間の平均降水量は1,000~1,700 mmで、その大半は10月から3月にかけての北東モンスーンの時期に降雨する。

生物相

大ピジョン島のサンゴの植生としてはAcropora英語版類とMontipora英語版類が支配的である[2]Faviidae英語版Mussidae英語版、Poritidae種は岩礁の周囲のサンゴ礁で優勢である。また周辺ではソフトコーラルのSinulariaやLobophyton、Sarcophytonといったものも見ることができる。こうしたサンゴ礁には多くの脊椎動物無脊椎動物が生息している。[3] 公園内では、トリンコマリー周辺に生息する100種のサンゴやサンゴ礁に生息する300種の魚のうち多くを発見することができる。浅いサンゴ礁ではツマグロを見かけることがあり、またタイマイアオウミガメヒメウミガメといったサンゴ礁のウミガメも訪れている。島の陸上では、名前の由来となったカワラバトが繁殖している。

参考文献

  1. ^ a b 地球の歩き方 D30 スリランカ 2011~2012年版. ダイヤモンド社. (2011). pp. 310-314. ISBN 978-4-478-04145-1 
  2. ^ a b c Pigeon Island National Park”. iwmi.org. 国際水管理研究所英語版. 2011年10月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年6月22日閲覧。
  3. ^ a b (シンハラ語) Senarathna, P.M. (2009). Sri Lankawe Jathika Vanodhyana (2nd ed.). Sarasavi Publishers. pp. 220–221. ISBN 955-573-346-5 


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