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ポール・デイリー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 16:45 UTC 版)

ポール・デイリー
基本情報
本名 ポール・アンソニー・デイリー
(Paul Anthony Daley)
通称 セムテックス (Semtex)
国籍 イギリス
生年月日 (1983-02-21) 1983年2月21日(41歳)
出身地 イングランド
ロンドン
所属 チーム・ラフハウス
→スピリット・ドージョー
身長 175cm
体重 77kg
リーチ 193cm
階級 ウェルター級
バックボーン 空手ムエタイ
総合格闘技戦績
総試合数 64
勝ち 44
KO勝ち 33
一本勝ち 2
判定勝ち 9
敗け 18
引き分け 2
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ポール・デイリーPaul Daley1983年2月21日 - )は、イギリス男性総合格闘家キックボクサーイングランドロンドン出身。スピリット・ドージョー所属。元Cage Rage世界ウェルター級王者。

空手ムエタイ仕込みの打撃を持ち、常にアグレッシブな試合を展開する。デビュー以来KO勝利を連発し、英国屈指のストライカーである。

その強力無比な打撃の威力から「セムテックス」(高性能プラスチック爆弾の一種)の異名を持つ。

来歴

8歳の頃に空手を始め、18歳から総合格闘技の練習を始めた。

2003年6月29日、Extreme Brawl 3にて総合格闘家デビュー。ジョン・コネリーに1RでTKO勝ちを収めた。

2004年7月10日、Cage Rage初参戦となったCage Rage 7でグザヴィエ・フパ=ポカムと対戦し、1RTKO勝ち。

2006年7月1日、Cage Rage 17の英国ウェルター級王座決定戦でロス・メイソンと対戦し、2-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2006年8月27日、初参戦となったパンクラス北岡悟と対戦し、フロントチョークで一本負け。

2006年9月30日、Cage Rage 18の英国ウェルター級タイトルマッチでソル・ギルバートと対戦し、パウンドでKO勝ちを収め初防衛に成功。12月9日、Cage Rage 19のノンタイトル戦でルイス・アゼレードと対戦し、0-3の判定負け。

2007年6月22日、Strikeforce: Shamrock vs. Baroniドゥエイン・ラドウィックと対戦し、パウンドでTKO勝ち。

2007年9月22日、Cage Rage 23の世界ウェルター級王座決定戦でマーク・ウィアーと対戦し、マウントパンチでTKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2008年10月4日、EliteXC世界ウェルター級タイトルマッチで王者ジェイク・シールズと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫し王座獲得に失敗した。

2009年8月1日、Affliction: Trilogyジェイ・ヒエロンと対戦予定であったが、大会開催が中止された。

UFC - Strikeforce

2009年9月19日、UFC初参戦となったUFC 103マルティン・カンプマンと対戦し、1ラウンドTKO勝ち。当初カンプマンと対戦予定であったマイク・スウィックの欠場により出場が決定した[1]

2010年1月2日、UFC 108ダスティン・ヘイズレットと対戦し、左フックでダウンを奪うとパウンドで追撃しKO勝ち[2]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2010年5月8日、UFC 113ジョシュ・コスチェックと対戦し、0-3の判定負け。試合終了直後にコスチュックに殴りかかりレフェリーに制止されるという事件を起こしたため、UFCからリリースされた[3]

2010年9月11日、Shark Fightsでホルヘ・マスヴィダルと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[4]

2010年12月4日、Strikeforce: Henderson vs. Babaluスコット・スミスと対戦し、カウンターの左フックで失神KO勝ちを収めた[5]

2011年4月9日、Strikeforce: Diaz vs. Daleyの世界ウェルター級タイトルマッチでニック・ディアスと対戦し、序盤ダウンを奪うものの逆転のTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

2012年3月3日、Strikeforce: Tate vs. Rousey三崎和雄と対戦し、1-2の判定負けを喫した。

Bellator

2012年6月15日、Bellator初参戦となったBellator 72でルディ・ベアーズ対戦し、TKO勝ち。

2012年12月、地元イングランドのバーで喧嘩をし、傷害容疑をかけられた。これにより渡米する事ができなくなったため、2013年1月から始まるBellatorウェルター級トーナメントに出場予定であったが、欠場する事が発表された[6]。デイリーは喧嘩をしたという報道を完全に否定している[7]。最終的に2013年6月24日、傷害容疑が証拠不十分で不起訴になった事が発表された[8]

2013年5月10日、傷害容疑で渡米できないため、Bellatorから許可を受けてドバイで開催されたDubai FC 4でホドリゴ・ヒベイロと対戦し、2RKO勝ち。

2017年1月21日、Bellator 170でブレナン・ワードと対戦。スピニングエルボーでぐらつかせ跳び膝蹴りでKO勝ち。

2018年2月16日、Bellator 216のウェルター級ワールドグランプリの1回戦でマイケル・ペイジと対戦し、両者共に消極的な試合となり0-3の判定負け。

2021年4月16日、Bellator 257でウェルター級ランキング8位のサバ・ホマシと対戦。1R序盤に右フックでダウンを奪われパウンドでTKO寸前まで追い詰められるも、2Rに左ミドルキックをキャッチし左フックでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。

2022年5月13日、引退試合となったBellator 281でウェンデル・ジャコモと対戦し、右フックで2RKO勝ち[9]

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
64 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
44 33 2 9 0 2 0
18 2 6 10 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ウェンデル・ジャコモ 2R 4:09 KO(右フック) Bellator 281: MVP vs. Storley 2022年5月13日
× ジェイソン・ジャクソン 5分3R終了 判定0-3 Bellator 260: Lima vs. Amosov 2021年6月11日
サバ・ホマシ 2R 1:44 TKO(左フック→パウンド) Bellator 257: Nemkov vs. Davis 2 2021年4月16日
サード・アワッド 2R 1:30 TKO(左フック→パウンド) Bellator 232: MacDonald vs. Lima 2 2019年10月26日
エリック・シウバ 5分5R終了 判定3-0 Bellator 223: Mousasi vs. Lovato Jr. 2019年6月22日
× マイケル・ペイジ 5分5R終了 判定0-3 Bellator 216: MVP vs. Daley
【Bellatorウェルター級ワールドグランプリ1回戦】
2019年2月16日
× ジョン・フィッチ 5分3R終了 判定0-3 Bellator 199: Bader vs. King Mo 2018年5月12日
ロレンズ・ラーキン 2R 2:40 KO(左フック→パウンド) Bellator 183: Henderson vs. Pitbull 2017年9月23日
× ローリー・マクドナルド 2R 1:45 リアネイキドチョーク Bellator 179: Daley vs. MacDonald 2017年5月19日
ブレナン・ワード 1R 2:27 KO(左跳び膝蹴り) Bellator 170: Ortiz vs. Sonnen 2017年1月21日
× ドゥグラス・リマ 5分3R終了 判定0-3 Bellator 158: London 2016年7月16日
アンディ・ユーリック 1R 2:00 KO(右アッパー) Bellator 148: Daley vs. Uhrich 2016年1月29日
デニス・オルソン 2R 1:12 TKO(スタンドパンチ連打) Bellator 140: Lima vs. Koreshkov 2015年7月17日
アンドレ・サントス 5分3R終了 判定3-0 Bellator 134: The British Invasion 2015年2月27日
マリーニョ・モレイラ・ダ・ホシャ 2R 3:40 KO(ボディブロー) BAMMA 16: Daley vs. da Rocha 2014年9月13日
ロマーリオ・マノエル・ダ・シウバ 2R 1:42 KO(パンチ) BAMMA 14: Daley vs. da Silva 2013年12月14日
× アレクサンドル・ヤコヴレフ 5分3R終了 判定0-3 Legend: Part 2 Invasion 2013年11月8日
ルカシュ・クルウィッキ 1R終了時 TKO(ドクターストップ) Cage Warriors 57 2013年7月20日
ホドリゴ・ヒベイロ 2R 1:03 KO(パウンド) Dubai FC 4: Daley vs. Ribeiro 2013年5月10日
パトリック・ヴァーリー 2R 4:12 KO(跳び膝蹴り) Cage Contender 16: Daley vs. Vallee 2013年2月23日
ルディ・ベアーズ 1R 2:45 TKO(スタンドパンチ連打) Bellator 72 2012年6月15日
× 三崎和雄 5分3R終了 判定1-2 Strikeforce: Tate vs. Rousey 2012年3月3日
ルイージ・フィオラヴァンティ 5分3R終了 判定3-0 Ringside MMA 12: Daley vs. Fioravanti 2011年10月21日
ヨルダン・ラデフ 5分3R終了 判定3-0 BAMMA 7: Wallhead vs. Trigg 2011年9月10日
× タイロン・ウッドリー 5分3R終了 判定0-3 Strikeforce: Fedor vs. Henderson 2011年9月10日
× ニック・ディアス 1R 4:57 TKO(パウンド) Strikeforce: Diaz vs. Daley
【Strikeforce世界ウェルター級タイトルマッチ】
2011年4月9日
白井祐矢 1R 1:46 KO(スタンドパンチ連打) BAMMA 5: Daley vs. Shirai 2011年2月26日
スコット・スミス 1R 2:09 KO(左フック) Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2010年12月4日
ホルヘ・マスヴィダル 5分3R終了 判定3-0 Shark Fights 13: Jardine vs. Prangley 2010年9月11日
ダニエル・アカーシオ 3R 1:15 ギブアップ(肘打ち) Impact FC 2: The Uprising Sydney 2010年7月18日
× ジョシュ・コスチェック 5分3R終了 判定0-3 UFC 113: Machida vs. Shogun 2 2010年5月8日
ダスティン・ヘイズレット 1R 2:24 KO(左フック→パウンド) UFC 108: Evans vs. Silva 2010年1月2日
マルティン・カンプマン 1R 2:31 TKO(スタンドパンチ連打) UFC 103: Franklin vs. Belfort 2009年9月19日
ジュニオール・バラタ 1R 2:29 TKO(パンチ連打) WFC 8: D-Day 2009年4月18日
アウレリウス・カーペ 1R 1:35 KO(パンチ連打) Ultimate Gladiators 2009年3月29日
× ニック・トンプソン 5分3R終了 判定0-3 MFC 20: Destined for Greatness 2009年2月20日
ジョン・アレッシオ 2R 2:18 TKO(パウンド) MFC 19: Long Time Coming 2008年12月5日
× ジェイク・シールズ 2R 3:47 腕ひしぎ十字固め EliteXC: Heat
【EliteXC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2008年10月4日
ボーヤン・コセドナー 1R 4:53 KO(左フック) Cage Warriors: Enter the Rough House 7 2008年7月12日
サム・モーガン 1R 2:12 TKO(肘打ち) ShoXC: Elite Challenger Series 2008年1月25日
マーク・ウィアー 2R 2:14 TKO(マウントパンチ) Cage Rage 23: Umbelievable
【Cage Rage世界ウェルター級王座決定戦】
2007年9月22日
ドゥエイン・ラドウィック 2R 0:42 TKO(パウンド) Strikeforce: Shamrock vs. Baroni 2007年6月22日
ポール・ジェンキンス 2R 0:41 ギブアップ(ボディブロー) Cage Rage 21: Judgement Day
【Cage Rage英国ウェルター級タイトルマッチ】
2007年4月21日
ダニエル・ベイケル 1R 2:53 KO(膝蹴り) FX3: Fight Night 4
【FX3ウェルター級王座決定戦】
2007年3月10日
× ルイス・アゼレード 5分3R終了 判定0-3 Cage Rage 19: Fearless 2006年12月9日
ソル・ギルバート 2R 2:59 KO(パウンド) Cage Rage 18: Battleground
【Cage Rage英国ウェルター級タイトルマッチ】
2006年9月30日
× 北岡悟 1R 2:54 フロントチョーク PANCRASE 2006 BLOW TOUR 2006年8月27日
ロス・メイソン 5分3R終了 判定2-0 Cage Rage 17: Ultimate Challenge
【Cage Rage英国ウェルター級王座決定戦】
2006年7月1日
デイブ・ストラッサー 5分3R終了 判定3-0 Cage Rage 16: Critical Condition 2006年4月22日
ブレイク・フレドリクソン 2R終了 判定3-0 UFCF: Brawl at the Mall 2 2006年3月18日
× ジーン・シウバ 2R 4:40 TKO(指の脱臼) Cage Rage 15: Adrenalin Rush 2006年2月4日
ジョーイ・ヴァン・ワンルーイ 5分3R終了 判定3-0 Cage Rage 14: Punishment 2005年12月3日
ピーター・アンジェラー 1R 3:28 TKO(パンチ連打) FX3: Battle of Britain 2005年10月15日
× パット・ヒーリー 2R 3:15 フロントチョーク SportFight 11: Rumble at the Rose Garden 2005年7月9日
サミ・ベリック 1R 3:03 TKO(パンチ連打) FX3: Xplosion 2005年6月18日
ポール・ジェンキンス 5分3R終了 ドロー Cage Rage 11: Face Off 2005年4月30日
アブドゥル・モハメッド 5分5R終了 ドロー Cage Warriors 9: Xtreme Xmas
【CWFCウェルター級タイトルマッチ】
2004年12月18日
ジェス・リアウディン 1R終了時 TKO(ドクターストップ) Cage Rage 9: No Mercy 2004年11月27日
ポール・ジェンキンス 2R 2:56 TKO(パンチ連打) Cage Warriors 8: Brutal Force 2004年9月18日
グザヴィエ・フパ=ポカム 1R KO(パンチ) Cage Rage 7: Battle of Britain 2004年7月10日
リー・ドスキ 1R 0:41 TKO(肘打ち) UK MMA Championship 6: Extreme Warriors 2004年2月29日
× ジェームス・ニコル 2R 3:41 チョークスリーパー UK MMA Championship 5: Mean Intentions 2003年11月2日
× フローランタン・アモラン 1R チョークスリーパー Cage Warriors 4: UK vs. France 2003年7月27日
ジョン・コネリー 1R 0:56 TKO(パンチ連打) Extreme Brawl 3 2003年6月29日

キックボクシング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
フェルナンド・ゴンザレス 3R終了 判定3-0 Bellator 142: Dynamite 1 2015年9月19日
モハマド・ガハディバディ 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD MAX 2014 World Championship Tournament Final 2014年10月11日

獲得タイトル

  • 第4代Cage Rage英国ウェルター級王座(2006年)
  • FX3ウェルター級王座(2007年)
  • 第2代Cage Rage世界ウェルター級王座(2007年)
  • KOTRムエタイ世界ウェルター級王座(2008年)
  • Contender Promotions世界ウェルター級王座(2014年)

表彰

  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC ニューカマー・オブ・ザ・イヤー(2009年)
  • Strikeforce ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG ラウンド・オブ・ザ・イヤー(2011年)

脚注

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
クリス・ライトル
第2代Cage Rage世界ウェルター級王者

2007年9月22日 - 2008年10月20日

次王者
王座廃止

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