PLC
PLC(Power Line Communication)とは、家庭まで広く普及している電力線を利用して、ADSL並以上のブロードバンドを実現する「電力線通信」システムのこと。電力線には関東では50Hz、関西では60Hzが使用されているが、ここに2MHz~30MHzの高い周波数の電気信号を流して、最大200Mbps程度の伝送速度を実現することを目指している。2006年6月に、総務省・情報通信審議会が「高速電力線搬送通信設備に係る許容値及び測定法」について答申」という答申を提出したことで、実用化へ大きく前進し、2006年内にもPLC関連が登場すると見られている。
PLCでは、まず、親装置となるPLC親モデムが電柱上に設置され、既に電柱まで敷設されている光ファイバー(バック・ボーネットワーク)と各家庭への電力の引込線の間をつなぐ。一方、子装置となるPLC子モデムは家庭内のコンセントに接続され、端末(パソコンなど)につないでインターネット通信を行うシステム。
なお、日本国内での高速電力線通信の早期実用化を目指して、2003年3月にPLC-J(PLC-J:High Speed Power Line Communication Promoters' Alliance of Japan、高速電力線通信推進協議会)が設立されている。
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世界のプラチナ(白金)の年間採掘量は200トン前後です。金の年間採掘産量が4000トンなので、プラチナは金の約20分の1の量しか採掘されていません。下の図は、プラチナの生産量をグラフに表したものです。
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