マフィンティンポテンシャルとは? わかりやすく解説

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マフィンティンポテンシャル

(Muffin-tin approximation から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/09 17:08 UTC 版)

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マフィンティン・ポテンシャル: Muffin-Tin potentialMTポテンシャル)とは、APW法LMTO法KKR法等、全電子によるバンド計算手法で用いられるポテンシャルである。マフィンティンポテンシャルは、原子核部分を記述する球対称なポテンシャル部分と、それ以外(格子間領域)の平らな部分とからなる。この平らな部分は通常、V = 0(マフィンティンゼロと言う)とするが、手法によってゼロとしない場合がある。

マフィンティンという名称は、ポテンシャルの形がマフィンという菓子を焼くための器具(今川焼きたこ焼きを焼く鉄板のようなもの)の形と似ていることからつけられた。

原子核ポテンシャルに球対称性を課さないものが、フルポテンシャルによる手法である。

マフィンティンポテンシャルにおいて、原子核部分を記述する、球対称なポテンシャル部分のことをマフィンティン球(マフィンティンきゅう、Muffin-tin sphere)といい、この部分の半径をマフィンティン半径(マフィンティンはんけい、Muffin-tin radius)という。通常、周りの他のマフィンティン球部分と重ならない範囲で、なるべく大きな値をとるようにする(接するのが最大)。マフィンティン球同士が重なることはない。

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