MIPS-Xとは? わかりやすく解説

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MIPS-X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/23 10:24 UTC 版)

MIPS-X
ビット数 32ビット
発表 1987年 (39年前) (1987)
デザイン RISC
レジスタ

MIPS-Xは、スタンフォード大学でMIPSを開発していたチームによりMIPSプロジェクトに継いで開発された縮小命令セットコンピューター(RISC)のマイクロプロセッサーと命令セットアーキテクチャーである。 MIPS-Xプロジェクトは国防高等研究計画局(DARPA)により助成され、1984年に開始された。 最終的な成果物は、一連の論文として1986年から1987年にかけてまとめられた。 以前のMIPSとは異なり、MIPS-Xはワークステーション用の中央演算処理装置(CPU)としては商業化されることはなかった。代わりに、主にIntegrated Information Technology社(ITT)によってデジタルビデオを扱うために設計されたチップとして組み込みシステムで利用された。

MIPS-Xは、MIPS同じチームにより設計され、アーキテクチャーとしては非常に似ているにも関らず、主流のMIPSアーキテクチャーのRシリーズのプロセッサーとは命令セットレベルで互換性がなかった。 MIPS-Xは遅延スロットの概念を導入して、2つの遅延スロットを持っていた。[1] MIPS-XのプロセッサーはProcessor Status Word (PSW)レジスターを持っていた。 PSWレジスターは、割り込み、オーバーフロー例外、その他のステータスに関する情報のためのフラグから成っている。[2] MIPS-Xプロセッサーについては広く知られておらず、2005年11月20日の時点で、特定の開発ツール(例えば、Green Hills Software社の提供するもの)でしかサポートされない。 特にGNUコンパイラコレクション (GCC)でサポートされていない。

MIPS-Xは、多くのDVDプレーヤー(特に安価なもの)では、IIT社の設計を元にしてESS Technology社が製造したチップがCPUとして利用されており、DVDプレーヤーのファームウェアのハッカーたちにとって重要になった。 ESS VideoDevice System-on-a-chip (SoC)を使っているDVDプレーヤーは、MPEGオーディオストリームとビデオストリームをデコードするためにデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)も搭載している。

脚注

  1. ↑ “MIPS-X Instruction Set and Programmer's Manual”. p. 18. 2023年12月3日閲覧。
  2. ↑ “MIPS-X Instruction Set and Programmer's Manual”. pp. 13–14. 2023年12月7日閲覧。

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