M360PD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 14:01 UTC 版)
S&W M36をベースとした基本モデルであり、2000年の全米ライフル協会の総会で発表され、2002年より量産に入った。S&W M36に始まるJフレームの系譜に属しており、Jマグナム「エアライト・スカンジウム」フレームを用いて設計されている。これは、その名の通りスカンジウム添加アルミニウム合金の採用を特徴としており、フレームのほかヨーク(シリンダーの保持機構)やバレル・シュラウドがスカンジウム添加アルミニウム合金、バレル・ライナーはステンレス鋼、シリンダーがチタン製となっており、超軽量モデルでありながら.357マグナム弾の運用に対応した。 上記の通り、バレルはスカンジウム添加アルミニウム合金製のシュラウドとステンレス鋼製のライナーによる2ピース構造となっており、また、.357マグナム弾を運用することから、シリンダーとバレルの間にはステンレス鋼のフレーム・シールドが設けられた。 トリガーメカニズムは、S&W M60と同様にシングルアクションとダブルアクションの両用であり、トリガープルは、シングルアクションでは1.3キログラム、ダブルアクションでは5.3キログラムである。なお、S&W M640をベースとして、ハンマーを内蔵式としたダブルアクション専用のS&W M340PDもラインナップされている。
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