法定通貨
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 17:23 UTC 版)
法定通貨(ほうていつうか、英: legal currency/tender)とは、強制通用力(金銭債務の弁済手段として用いることができる法的効力)を有する通貨のこと。つまり、法定通貨による債務弁済を拒否することは一般にはできない。法貨と表現されることもある。なお、日本の法令用語としては日本の法定通貨を指して単に通貨ということが多い。
注釈
- ^ 特に無効とされたものとは、日本銀行券(日本銀行兌換銀券、日本銀行兌換券を含む)については、1927年(昭和2年)の兌換銀行券整理法、1946年(昭和21年)の日本銀行券預入令(いわゆる新円切替)、1953年(昭和28年)の小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律により廃止されたものである。硬貨については、1897年(明治30年)の貨幣法、1953年(昭和28年)の小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律、1987年(昭和62年)通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律で廃止されたものである。本位貨幣として発行された戦前の金貨、一円銀貨、貿易銀もこれら法令により全て無効となっている。政府発行の各種政府紙幣もかつて法貨として発行されていたが、前述法令を含む各種法令で、現在では全て無効である。
- ^ 現在は不換紙幣の扱い。
出典
- ^ 日本銀行法(平成 9 年 6 月 18 日法律第 89 号)第 46 条(日本銀行券の発行)第 2 項「前項の規定により日本銀行が発行する銀行券(以下「日本銀行券」という。)は、法貨として無制限に通用する。」
- ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律(昭和 62 年 6 月 1 日法律第 42 号)第 7 条(法貨としての通用限度)「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。」
- ^ 賃金#賃金支払五原則、国税通則法第34条などを参照。
- ^ “日本のお金 : 日本銀行 Bank of Japan”. www.boj.or.jp. 2022年5月5日閲覧。
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